「中野正人」の正体は伊藤誠!?  巧妙な脱法スキーム常習犯

(敬天新聞 令和6年5月号3面)


【2面の続き】

 中野正人の正体が伊藤誠なら、繰り返される買い付け商法の常習犯と言わざるを得ない。何故ならそう思わせるだけの前歴があるからだ。

それは2006年から2007年にかけて、タイで起きた事件のことである。この時インターポール(ICPO=国際刑事警察機構)によって国際手配されたそうである。「タイに行き、クレジットカードの立て替え払いでブランド品を買うだけ」という宣伝でバイヤーを募り、集めた資金を持ち逃げしたそうだ。また2007年にはマカオでも同様の事件を起こしているという。

更に2018年から2019年にかけては、日本国内で中野ブロードウェイにあった「G.GATE」という高級腕時計店で、クレジットカードを使った詐欺事件を起こしている。

G.GATE事件も主犯は伊藤誠であり、登場人物は経理担当の成澤一仁、香港スタッフは海老名リリー(ケリー)で、今回のフォーチュン社を巡る騒動の主要メンバーと同じだ。

そして2019年7月に千葉県警が詐欺容疑ではないが、伊藤誠をロレックスの密輸容疑で逮捕しているそうだ。

今回のフォーチュン社を巡る騒動でも、被害者は大勢おり、被害額も十数億といわれている。フォーチュン社の金の流れについて当局が本格的に調査すれば、不正の有無は明らかと成るだろう。


インターポールに国際手配されたことがあるという伊藤誠

タイと日本は犯罪人引渡条約を締結していなかったため時効と成っているようだ



新会社の宣伝

 こんな騒動の中心人物でありながら、伊藤誠は「買い付け商法」の仕上げとして行方を眩ます直前の2023年10月19日に、ロレックスなど高級腕時計の表面に張る保護フィルム(商品名RX‐8)を販売する新会社(株)SP SHIELD(エスピーシールド)を立ち上げている。

そして俳優の伊藤健太郎と、韓国の5人組男性グループSUPERNOVA(超新星)のキム・ソンジェを広告塔に起用して、CМ発表会を開き、メディアでも紹介された。伊藤誠の厚顔無恥には呆れるばかりだ。

余計なことかもしれないが、不祥事から晴れて表舞台に完全復帰を果たし、昨年は映画で特攻隊員を好演して、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した伊藤健太郎(イマージュエンターテインメント所属)の活動に、このCМが水を差すようなことに成らないか心配である。


伊藤誠の新会社が手掛けた商品のCМ



近況の噂話

 伊藤誠の行方が分からなくなって被害者が騒ぎ出した直後の2023年12月1日に、フォーチュン社の取締役に就任している成澤一仁と言う男も事件に絡んでいるのは間違いないが、成澤は会社を清算しようとしているようだ。

このタイミングで敢えて取締役に成るということは、初めからグルで役目が決まっていたからだろうか?

今のところ、伊藤誠に命令されて清算しようとしているのか、名前を使われたので意味も解らず清算しようとしているのか、よくわからない。だが何れにしても、海外で買い付け商法を起こした仲間ということだけは、事実であるようだ。


伊藤誠の傀儡か? 今も昔も登場する成澤一仁


また一説には、伊藤誠はもう殺されていて、何処かの山の中に埋められているという噂も流れているらしい。一方で、騙し取った金を持ち逃げしてシンガポールに居るとか、ドバイに居るとかいう噂もある。

今回の場合、被害者が海外まで出向き伊藤誠に指示された店で、自分のカードを自分で使用しているし、店側に対する支払いと言う事に関しては、自己責任という解釈になるのではないかと言う法律家もいる。海外でのカード使用が伴う買い付け商法に関しては、被害者本人の落ち度が厳しく問われる可能性は高い。一人ほくそ笑んでるのは、伊藤誠であろう。

伊藤誠が名前を変えて新たな場所で、同じ詐欺を始めたという噂もあるから、くれぐれも注意していただきたい。うまい話には裏がある。昔からある教訓だ。

被害に遭った男性は、「クレジットカード上に高額の債務を抱えて、カード会社から厳しい支払い催促を受けており、精神的に追い詰められ、まったく予断を許さない状況です。なんとか、日本の警察が伊藤誠を立件して、事件が解決してくれることを願っております」と、心境を明かした。





被害者が作成した伊藤誠のスキーム資料





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