敬天新聞今年の回顧 追及中の不条理案件

(敬天新聞令和5年12月号 1面)



猪野雅彦弁護士

 弊紙の記事に何度も登場している「二弁の懲戒スター」と呼ばれている猪野雅彦弁護士について、第二東京弁護士会(二弁)が6月12日付で業務停止1年6か月の懲戒処分にしたことを発表した。

6回目と成る今回の懲戒処分のニュースは大手新聞でも報じられ「二弁の懲戒スター」との呼び声に、更に磨きをかけた。

今回の処分理由は、猪野弁護士が代表を務めていた弁護士事務所(雅法律事務所)で平成30年10月、事務職員が弁護士の同席なしに依頼者と面談したり、弁護士の指示なく領収書を発行したりしたというものだ。

また依頼者が着手金を支払った破産申し立て案件も、事務職員が弁護士に報告せずに、令和元年10月まで放置していたそうである。それで二弁は、猪野弁護士が事務職員に対する指導や監督を怠ったと判断したようだ。

この猪野弁護士の「お仕事」で、弊紙が追及しているのは、千葉県にある葬儀屋一族の財産乗っ取り計画についてである。

猪野弁護が加担して4億円超の預り証をつくって、その預り金の一部を愛人である中国人女性の口座に保管していた疑いがあるからだ。

今年は「弁護士自治を考える会」の運営サイトで『弁護士懲戒王座(個人)決定戦』が発表されて、猪野雅彦弁護士も遂に第5位にランクインした。

この何年かで急に詐欺師連中に名前を知られた弁護士であると筆者は思っていたが、一定の仲間たちにおいては知る人ぞ知る著名な弁護士ではあったようである。


破天荒な猪野雅彦弁護士


48HD淡路明人

 48HD(よつばホールディングス)の代表取締役だった淡路明人が、20代の女性に覚醒剤を使用したとして8月21日に逮捕された。

この48HDは、平成27年頃から「クローバーコイン」と称する独自の暗号資産(仮想通貨)をマルチ商法の手口で販売していた。

政治家と一緒に撮った写真を顧客誘引に利用して約200億円を集めていたが平成29年に消費者庁から取引停止命令を受けている。

政治家との関係では、平成28年4月に安倍首相(当時)主催の「桜を見る会」や後援会主催の前夜祭に淡路明人が出席していることや、昭恵夫人が運営会社の取締役を務める宿泊施設「UZU(ウズ)ハウス」に、淡路明人が資金提供していたことが問題視されて国会でも取沙汰された。

また現職の国会議員である秋元司衆議院議員が、特捜に逮捕されたIR汚職事件に絡み、証人等買収罪で有罪判決(執行猶予付き)を受けたのも淡路明人だ。

その淡路明人について、詐欺だという被害者の声が高まりを見せる中、多額の財産を隠しているとの内部情報が、弊紙のもとに寄せられていた。

そこで、これまで投資被害者の返金請求から逃れながらも、贅沢な暮らしを維持していたのだから、隠している財産が相当あるだろうから、被害者に財産を差し出すよう再三に渡り弊紙ではブログと併せて糾弾してきたのである。

警察、国税当局は、更に淡路明人を追い詰めて頂きたい。特捜も然りである。





長崎県西海のドン

 長崎県西海市江島で洋上風力発電事業が計画されている。ところが、まだ入札も行われていないのに参入を希望するエネオス系列のJRE(ジャパン・リニューアブル・エナジー・竹内一弘社長)が、地元の利害関係者に資金提供することで、事を容易に進めようと謀った疑いが浮上している。

これまで普通の漁師に過ぎなかった柏木世次という男が牛耳っている漁業協同組合などの一団に、JREから「海域の調査」という名目で、億の金が提供された疑いがあるのだ。この一団には西海市の杉澤泰彦市長や地元の県議も絡んでいると噂されている。

資金提供を受けたとされる柏木世次氏は、洋上風力発電の事業計画が浮上して以降、高級外車を何台も購入したり、新造船を6艇も購入したり、自身が関係する社屋や長男が懇意にしている女性と同居するための一棟建マンションを購入するなど、生活振りが一変している。

また市長や市職員を懐柔するほど事業を推進する立場での強い言動と暴力的な振る舞いが目立つように成り、自身の意に背く者には、容赦なく威迫・恫喝を行っている。現在、恫喝被害を受けた人物が警察に相談し、被害届が受理されているという。

柏木世次氏は過去に和歌山県が行った公共工事の入札で、談合に応じなかった業者を監禁して入札を妨害したとして逮捕されたことや、全身に入れ墨を入れて、法外な利息を取り立てる高利貸しを営み逮捕された過去がある。

この際、疑惑に満ちたJREは、長崎県西海市から撤退すべきである。


柏木世次氏


エクシア菊池翔

 昨年も丸一年連載で糾弾した投資詐欺の疑いのあるエクシア合同会社の菊池翔代表=通称「かけるん」。

最初はテレビでも御馴染みの有名なヤメ検弁護士や大物官僚を顧問にして金集めをやっていたが、広告塔の大物二人が危険を察知して抜けた辺りから、金集めに陰りが出てきたようだ。

弊紙がエクシアの投書を掲載し、警鐘を鳴らすようになってから丸二年になるが、未だ逮捕される気配はない。

週刊誌報道で、キャバクラで一晩に3000万円使うとか、5000万円使うとか取沙汰されていたが、自分が苦労して働いた金なら、そんな乱暴に使えるものではない。他人の金だからできるのである。

「かけるん」は配当を出せる理由について、FXで連戦連勝出来るからと豪語していたが、あり得ない話である。そんなことが出来るなら、なぜ他人から金を集める必要があるのか? 自分の金だけ投じてどんどん増やせばいいではないか。

出資者への配当が滞り今年1月19日には、SNSで投資詐欺では無いとかポンジスキームでは無いとか、出資契約は配当を約束したものでも、元本を保障したものでも無いと発信した「かけるん」。

「推し」のキャバクラ嬢とアッカンベ〜した写真は、「騙されたお前らが悪いんだよ」と嘲笑っているようにしか見えない。

そんな「かけるん」も身の危険を感じたらしく、暴力団に用心棒をお願いしたらしいという噂も流れている。そういうことをすれば、益々警察包囲網が迫って来ると思うけど、お縄を頂戴する日は来るのだろうか?


騙されたお前らが悪いんだよアッカンべ〜


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