埼玉栄高校男子バレー部で 監督の体罰を告白する投書

(敬天新聞令和5年10月号 1面)



右胸部が赤く腫れている


強豪校の光と陰

掲載した写真と投書は、埼玉栄高校男子バレー部の生徒が「監督から体罰を受けた」として、父兄らしき人から弊紙に送られてきたものである。生徒の顔がはっきりと写っていたので、弊紙の判断で黒塗りにしたが、被害の深刻さと覚悟が感じられるものである。

埼玉栄高校はスポーツの強豪校として全国に知られている。弊紙の地元でもあり、母体である学校法人佐藤栄学園の前理事長である森山憲一先生とはご縁もあったことから、各部活動が全国大会で活躍している姿を、常日頃より応援していた。

だから出来れば内々に問題が解決に至ってほしいと思い、学校側に善処をお願いする手紙を二度に渡って出してみたが、一向に返事もなければ、問題に取り組んでいる様子も伝わってこない。森山先生に相談を試みたけど、ご子息から亡くなられたことを知らされ、この際、生徒の苦悩が闇に葬られることの無いように、事実を公表すことにした。

埼玉栄高校の生徒は礼儀正しく地元でも評判がいい。創立者の佐藤栄太郎先生の教えは間違っていなかったのである。

大相撲秋場所では、栄高校相撲部の出身力士が、幕内力士9名、十両が4名、幕下に14名、三段目9名、序二段6名が居ると言うから、今や大相撲は埼玉栄高校とモンゴル人が居ないと成立しない興行になっていると言っても過言ではない。

埼玉栄高校には全国一と言う運動部が幾つかあるが、県下一なら幾らでもある。運動部だけではない、文化部の活躍も華々しいのである。

ただ残念ながら時代は変わって来てるのに、昔ながらの体罰主義を続けている運動部が未だにあるのも事実であることを、埼玉栄高校のバレー部が図らずも露呈した。

バレー部の監督は中国人らしい。この問題は父兄間で話題になり、学校側へも知らされたそうである。学校側も一応生徒に対して、調査をしたらしい。中には記名で「暴行はあった」と書いた者も居たらしい。

しかし学校側は父兄の思惑は考慮せず、軽い処分で済ませ、もみ消してしまったそうである。日本大学の「保体審」のような存在があるのだろうか?

運動部の強いところは、それが入学生を集める宣伝にも繋がるので、学校側も何かと支援する立場になり、そのスポーツの監督や部長が学内で力を持つのは事実である。少々の不祥事を知っても、見て見ぬ振りをする傾向はあるのだ。

指導者も周りに持て囃されて錯覚するのであろう。時代は確実に「生徒たちの自主性を尊重する時代」に変わってきている。例え監督と言えども、暴力的指導などもってのほかという時代である。

「巨人の星」や「アタックナンバーワン」を見て少年少女が胸を熱くした時代もあったが、時代は確実に変わったのである。

また学校側も隠蔽はすべきでない。埼玉県高校バレーボール協会には、実態とかけ離れた説明しか報告していないとも書いてあったが、表沙汰になればいずれ全ての真実が捲れて来るだろう。田中淳子理事長と町田弦校長に猛省を促す。



弊紙に届いた投書(クリックで拡大)




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