（敬天新聞 令和５年８月号 ２面）
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| 首相官邸での写真とは全く印象が異なる重南の素顔 |
| 某議員の正体 |
日本ゴルフ協会に登録している重南慶彦（浅野慶彦）という男に、暗号資産だか資産運用だか知らないが、ＰＧＡ（プランスゴールドアービトラージ）なる投資話を持ち掛けられ、１３２０万円も騙し取られてしまったという被害者の朝倉さんに、弊紙記事が最初に掲載された6月1日、重南自身が連絡をしてきたことは前回報じた通りである。
重南は、朝倉さんが返金を求めて民事訴訟を起こしても、一度も出廷することもなく行方をくらましていたのに「自分も被害者である」などと言って、新聞に書くのをやめてほしいと嘆願してきたそうである。
裁判では、重南が逃げてほったらかしたので、被害者の請求が全面的に認められている。その被害者に対して謝罪もなく「自分も被害者」だなんて呆れた男である。しかも再び行方をくらましているようだ。
ところで、コロナ禍の真っただ中でＰＣＲ検査キットの供給が話題と成っていた頃、「お世話に成ってる某議員」からＰＣＲ検査キットの販売を巡り、厚生労働副大臣だった三原じゅん子議員を紹介してもらったと重南は言っていたそうだけど、その「某議員」というのが誰なのか判明した。
重南は神奈川県議会議員の田村ゆうすけ議員との関係を自慢していたそうだ。田村ゆうすけ議員は、野党議員への名誉棄損行為で二年前の夏に自民党県議団を離党しているが(※昨年４月に復党）、それまで自民党神奈川県横浜市瀬谷区第三支部という政治団体の代表を務めている。
三原じゅん子議員も神奈川県の選挙区で、現在自民党神奈川県参議院選挙区第四支部長である。だから二人の議員に交流があっても全く不思議ではない。
そこで田村ゆうすけ議員に取材を申し入れたが、何か都合の悪い事でもあるのか知らぬが、返答は無かったのである。
一方、県議より多忙であろう筈の三原じゅん子参議院議員からは、弊紙の取材に対し、丁寧な回答を頂いていたのである。
それで田村ゆうすけ議員からの紹介であることや、重南個人ではなく10名ほどの集団として紹介されたという事実が判明したのである。つまり重南は集団の中に居た一人にすぎないということだ。
また、興味深いのは重南が首相官邸で撮ったという集合写真である。被害者の朝倉さんに重南が自慢そうに見せたというこの集合写真には、重南が自ら赤丸で囲って印をつけた人物がいる。重南はこの人物を、「元稲川会の福田展洋だ」と自慢そうに語っていたそうである。
その上、朝倉さんに自分のスマホ画面を見せて、「福田展洋」と連絡を取れる間柄であることの証しと言わんばかりに、登録画面まで見せて得意満面に語っていたそうだ。
なぜ首相官邸に出入りしていたのか？ なぜコロナ禍でＰＣＲ検査キットが必要とされていた時期に、それを政府に売り込むプロジェクトのメンバーの中に、詐欺の疑いのある人物と元暴力団員の疑いのある人物がいて、首相官邸に招かれていたのか？ 疑問を抱くのは弊紙ばかりではあるまい。
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| こちらも官邸での印象と異なる重南の運転免許証の写真 |
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| 重南と撮った写真を悪用された三原じゅん子議員 |
| 崩れる重南の嘘 |
そんな折、当の福田展洋氏本人からも、弊紙の記事を見たと言って連絡がきたのである。福田氏によると重南が言っている話とは全く違うというのである。
ＰＣＲ検査キットの話も重南の所に来た話ではなく、福田氏の知人の所に来た話で、重南とは全く関係のない話だそうで、菅義偉総理（当時）とも会ったこともなければ、三原じゅん子議員も、全く知らないのだそうである。
田村ゆうすけ議員というのも、重南の妻（当時）と田村ゆうすけ議員の妻同士が知り合いというだけで、重南は直接関係なかったそうである。だから重南は、言わば野次馬的な立場で首相官邸について来ただけであるということだ。
集合写真も誰かに許可を得たわけでもなく、勝手に撮った記念写真だという。
それにもかかわらず重南は、自分が中心の仕事であるかのように騙り、三原じゅん子議員がフェイスブックで宣伝してくれたお陰で商品がバカ売れしたとか、三原じゅん子議員や菅総理に口利きできると仄めかしたりしていたのだ。
挙句の果てに元稲川会組員が後ろ盾だと虚勢を張って、投資話を持ち掛けて多額の金を騙し取って逃げていたわけだ。
福田氏も近頃まで連絡が取れたらしいが、今は全く取れなくなったらしい。とにかく重南の嘘に迷惑千万だと御立腹のようである。
どこかの警察が、重南に騙されたという被害者の告訴を受理したという話もでている。
もしかして、それで完全にシャバとは音信不通になっているのだろうか？
また田村ゆうすけ議員のマネロン話や元妻の金回りといった情報も寄せられており気になる所である。
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| 首相官邸で撮った写真（囲み線は重南自身が書いたもの） |
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| 元本保証を謳う重南の勧誘LINE |